2022年韓国の祝日一覧

2022年 韓国の祝日カレンダー

2022年の韓国の祝日はカレンダー上18日間となり、ここから土日を除外すると正味12日間となります。元々は振替休日は秋夕(中秋節)、旧正月、こどもの日に限定的にみられる変則的な制度でしたが、2021年からはこれらに加えて「三・一節」(3月1日)、「光復節」(8月15日)、「開天節」(10月3日)、ハングルの日(10月9日)も対象となり、これらの祝日が土日に重なった場合、次の月曜の平日を振替休日とする法案が可決されました。ただしこれは従業員5人未満の事業所には適用されないという例外条項があります。振替休日制度の対象祝日を増やしてはいるものの、連休は少ない部類の国といえます。

下表が韓国の国民の祝日一覧表となります。移動祝日によるものは原則旧暦(時憲暦)によって毎年日付が変わります。また選挙によるものは該当年のみの祝日となります。

No 祝日 意味
1   11  新年

振替休日対象外。新正(シンジョン)と呼ばれ、初日の出を見る習慣があるが正月ではない。

2 1月31から2月2日 ソルラル(旧正月)

移動祝日。韓国における旧正月で、こちらが正月になる。

3 3月1日 三一節(独立運動記念日)

1919年(大正8年)3月1日に日本統治時代の朝鮮で発生した大日本帝国からの独立運動。

4 3月9日 第20代大統領選挙(任期5年)

臨時祝日として指定され、官公庁や企業のほとんどは休業

5 5月5日 こどもの日

日本と同じ日となる。

6 5月8日 釈迦誕生日

移動祝日。振替休日対象外。灌仏会ともいう。日本の花祭りに相当。

7 6月1日 全国同時地方選挙日

自治団体の長、地方議会議員(任期4年)の選挙

8 6月6日 戦没者慰霊日(顕忠日)

ヒョンチュンイル。殉国者と戦没将兵を追悼する記念日。名称は李舜臣とその子孫を祀った顕忠祠に由来。日付の6月6日は、朝鮮戦争が勃発した月であることと、二十四節気の芒種に由来するとされる。

9 8月15日 光復節(解放記念日)

日本統治からの解放を祝う記念日

10 9月9日から11日 秋夕(お盆)

韓国のお盆であるチュソク。

11 9月12日 秋夕の振替休日

振替休日対象の祝日のため。

12 10月3日 開天節(建国記念日)

伝説上の古朝鮮の王である檀君説話に基づく

13 10月9日 ハングルの日

1446年に世宗大王がハングルを発明し公布したことを記念する祝日

14 10月10日 ハングルの日の振替休日

2021年より振替休日の対象。

15 12月25日 クリスマス

振替休日対象外。聖誕節ともいう。

 

ここは2022年韓国の祝日・休日の日程表をご用意しました。2023年のもご参考ください。

 

韓国における有給休暇

週休2日制がベースとなるため、土日は原則休みになります。1日8時間×5日の週40時間労働となります。これは段階的に外資企業等に合わせる形で法改正されてきており、週当たりの労働時間は1988年48時間、1989年に46時間、1991年に44時間、2003年に40時間と変遷しています。

他国と同様、年次有給制度があり、1年以上の継続勤務者で8割以上出勤している場合、年間で一律15日間付与されます。3年以上勤務していると初年度後は2年ごと+1日加算され、最大25日までになります。つまり、1年以上3年未満は15日の付与ですが、3年以上5年未満は16日付与という具合に2年ごとに加算されていきます。1年未満の勤務者でも1か月あたり1日の有給休暇は付与されます。

2018年からは週52時間勤務制が施行されており、残業含めた労働時間の上限が従来の68時間から52時間に制限されています。52時間×4週=208時間が月間の労働時間の上限となります。残業時間のみに換算すると12時間×4週=48時間が上限ということになります。もともとの週68時間だと、28時間×4週=112時間というかなりの長時間残業が法で認められている国ではありました。昨今はワークライフバランスの時流の中で週4日勤務制(週休3日)の議論も高まっています。なお、週40時間をオーバーする場合の残業代は、50%割増賃金となります。

ただし有給取得率に低さは世界的に見るとかなり低い部類で、ワーストの座を日本と争うほどです。事実上の定年が早く、競争や労働環境の厳しさが取り沙汰されることも多いといえます。